フローリングの全面張替えは、住まいを大きくリフレッシュし、快適性を向上させる大規模なリフォームであり、その費用は多岐にわたる要因によって大きく変動します。一般的に、全面張替えの費用は、部屋の広さ、使用するフローリング材の種類、既存の床の状態、そして依頼する業者によって大きく変わるため、事前に費用目安を把握しておくことが賢明です。例えば、一般的な6畳の部屋の全面張替えであれば、材料費と施工費を含めて10万円から30万円程度が目安とされていますが、これがLDK全体や複数の部屋、あるいは一軒家全体となると、数十万円から数百万円を超えることも珍しくありません。費用の内訳としては、まず「フローリング材の費用」が最も大きな割合を占めます。複合フローリング、無垢フローリング、クッションフロア、フロアタイルなど、素材の種類とグレードによって1平方メートルあたりの単価が大きく異なり、この差が総額に直接影響します。安価な複合フローリングであれば費用は抑えられますが、高級な無垢フローリングや高機能な特殊フローリングを選ぶと、当然ながら費用は上昇します。次に「施工費」も重要な要素です。職人の人件費や技術料、そして工事の複雑さによって変動します。広範囲の全面張替えでは、材料の運搬や下地処理、張り込み作業など、多くの手間と時間がかかるため、施工費も相応の金額となります。既存のフローリングを全て撤去して張り替える場合は、その撤去費用と廃材処分費用も別途発生します。これらの費用は、1平方メートルあたりで算出されることが多く、広ければ広いほど総額に占める割合が大きくなります。さらに、床下地の状態も費用を大きく左右する要因です。長年の使用で床下地に腐食や凹凸、きしみなどが見られる場合、フローリングを張る前に下地補修や補強が必要となり、その費用が追加で発生します。特に古い家屋では、予想外の下地補修が必要になるケースも珍しくありません。最終的な費用を把握するためには、複数のリフォーム業者から詳細な見積もりを取り、その内訳を比較検討することが不可欠です。料金だけでなく、業者の実績や保証内容も考慮し、信頼できる業者を選ぶことが、満足のいくフローリング全面張替えに繋がります。
フローリング全面張替えの費用概算