日本の住宅において最も一般的な広さの一つである6畳間は、寝室や子供部屋、あるいは書斎として多目的に利用される空間です。しかし、和室の畳をフローリングに変えたいと考えたとき、プロに依頼するとそれなりの費用がかかるため、DIYでの改修を検討する人が増えています。6畳という広さは、初心者がDIYに挑戦するのにちょうど良い規模であり、適切な準備と手順を踏めば1日、あるいは週末の2日間で劇的な変化を遂げることができます。まず最初に行うべきは、現在の床の状態を確認することです。畳の上に直接敷くタイプのウッドカーペットや、接着剤を使わずに組み合わせていくだけの置床式フローリングなど、選択肢はいくつかあります。畳を上げた状態で本格的に下地から作り直す場合は、根太を組んで断熱材を入れ、その上に合板を敷くという工程が必要になりますが、賃貸物件などで元の状態に戻す必要がある場合は、畳の上に防虫・防カビシートを敷き、その上から厚さ4ミリ程度の薄型フローリングを並べていく方法が現実的です。6畳の部屋の寸法を測る際は、単に畳の枚数で判断するのではなく、必ずメジャーを使って正確な縦横の長さをミリ単位で計測してください。江戸間、京間、団地間といった規格によって、同じ6畳でも実寸が数10センチ異なる場合があるからです。材料を注文する際は、壁際の微調整やカットミスを考慮して、実際の面積よりも5パーセントから10パーセントほど多めに用意するのが鉄則です。作業の山場となるのは、やはり端のカット工程です。部屋の形が完全な長方形であれば比較的容易ですが、柱の出っ張りやドア枠の凹凸がある場合は、型取りゲージなどを使って慎重にフローリング材を切り欠いていく必要があります。この手間を惜しまないことが、仕上がりの美しさを左右します。また、フローリングを敷き詰めた後は、壁との隙間を隠すために見切り材や幅木を設置すると、よりプロのような完成度に近づきます。最後に、新しくなったフローリングの感触を楽しみながら、家具を配置していく時間は格別なものです。DIYで6畳の空間をフローリング化することは、住まいの印象をガラリと変えるだけでなく、自分でメンテナンスができるという自信にも繋がります。
6畳間のフローリングをDIYで敷く方法