わが家は築25年を迎え、いたるところにガタが来ていました。特に冬場の浴室の冷え込みと、キッチンの使い勝手の悪さが長年の悩みでした。最初はテレビCMで見かけるような大手のリフォーム会社を検討していましたが、最終的に私が選んだのは自宅から車で15分ほどの場所にある、地域密着型のリフォーム会社でした。決め手となったのは、最初の下見の際の丁寧な姿勢です。大手の担当者はカタログを広げて最新設備の紹介に終始していましたが、地元の会社の担当者は、まず床下に潜り、壁の裏側を叩いて、家の基礎的な状態をじっくりと確認してくれました。古い家ゆえの構造的な制約を説明した上で、私の予算内で最大限の効果が得られるプランを練ってくれたのです。工事が始まってからも、地元の会社ならではの利点を実感する場面が多くありました。職人さんたちは近隣の状況をよく理解しており、工事車両の駐車や騒音への配慮が非常に細やかでした。また、工事の途中で私がふと思いついた細かな造作棚の追加についても、その場ですぐに図面を修正し、柔軟に対応してくれました。完成した浴室は断熱材がしっかりと敷き詰められ、以前の凍えるような寒さが嘘のように快適な空間に生まれ変わりました。キッチンも、私の背の高さに合わせた特注のカウンターを設置してもらい、毎日の料理が格段に楽しくなりました。何より安心だったのは、工事が終わって数ヶ月後に、扉の建て付けが少し気になった際、電話一本でその日のうちに見に来てくれたことです。リフォームは完成して終わりではなく、そこから新しい生活が始まります。何かあったときにすぐ駆けつけてくれる距離感と、地域の特性を知り尽くした確かな技術。それらを備えた地元のリフォーム会社に依頼したことは、わが家にとって最高の選択でした。大手のようなブランド力はありませんが、顔の見える関係の中で丁寧に家を作り上げていくプロセスは、何物にも代えがたい安心感を与えてくれました。
地元のリフォーム会社に依頼した私の体験談