日本の住宅には、昔ながらの「在来工法(タイル張り)」の浴室と、工場で製造されたパーツを組み立てる「ユニットバス」の二つの主要なタイプがあります。特に在来工法のお風呂は、築年数が経過すると、ユニットバスへのリフォームが必要となるケースが少なくありません。 在来工法の浴室は、その自由なデザイン性が最大の魅力です。しかし、その一方で、タイル目地にカビが生えやすく、掃除やメンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。また、目地のひび割れやコーキングの劣化から水が浸入しやすく、浴室の土台や柱といった構造部分が腐食するリスクが高いことも課題です。さらに、断熱性が低いため、冬場は非常に寒く、ヒートショックの危険性が高いという問題も抱えています。 これらの問題を解決するために、多くの在来工法浴室がユニットバスへのリフォームを検討しています。ユニットバスは、壁・床・天井が一体型になっており、継ぎ目が少ないため「防水性」に優れています。これにより、水漏れの心配が大幅に軽減され、内部の腐食リスクを低減できます。また、工場で生産されるため品質が均一で、現場での工期も短く済むというメリットもあります。 さらに、ユニットバスは「断熱性」や「保温性」にも優れています。高断熱浴槽や断熱材を組み込むことで、浴室全体が暖かく保たれ、冬場の寒さを軽減し、ヒートショックのリスクを低減できます。これにより、追い焚きの回数が減り、光熱費の節約にも繋がります。 お手入れのしやすさもユニットバスの大きな特徴です。防カビ加工や乾きやすい素材が使用されているため、カビや水垢の発生を抑え、日々の掃除が格段に楽になります。 在来工法の浴室をユニットバスへリフォームすることで、防水性、断熱性、機能性、メンテナンス性といった多くの面でメリットが期待できます。特に、築年数が経過した在来工法の浴室にお住まいの方は、これらのメリットを考慮し、ユニットバスへのリフォームを検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
在来工法からユニットバスへリフォームの必要性