断熱・収納・防音などプラス機能の提案

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  • プロが教えるリフォームの間取り変更における照明と配線の工夫

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    リフォームの間取り変更を計画する際、多くの人が壁の配置やキッチンの設備に目を奪われがちですが、実は完成後の満足度を左右するのは照明と配線という見えない部分の設計です。特に大きな部屋を1つに統合するようなリフォームの場合、以前の照明スイッチやコンセントの位置が全く使い物にならなくなることが多々あります。まず照明計画についてですが、壁を取り払って広くなった空間を1つの大きなシーリングライトだけで照らそうとすると、部屋の端に影ができたり、雰囲気が単調になったりします。そこでお勧めしたいのが、ダクトレールやダウンライトを組み合わせた多灯分散型のライティングです。リフォームの間取り変更に合わせて天井の配線をやり直せるこの機会に、調光機能付きの照明を導入することで、読書のとき、食事のとき、映画鑑賞のときと、シーンに合わせた光の演出が可能になります。次にコンセントの配置ですが、これは生活動線を徹底的にシミュレーションした上で決定すべきです。最近ではテレワークの普及により、リビングの一角にワークスペースを設けるリフォームが増えていますが、パソコン周りには少なくとも4口から6口のコンセントが必要です。また、掃除ロボットの待機場所やスマートフォンの充電場所をあらかじめ想定し、そこに専用の配線を引いておくことで、床を這い回る延長コードをなくし、スッキリとした空間を維持できます。さらに、インターネットのルーターやWi-Fiの親機を収納するクローゼット内部にLAN配線とコンセントを用意しておくと、通信環境の安定と美観を両立できます。これら配線の工事は壁を剥がしている最中であれば数万円程度の追加費用で済みますが、リフォームが完成した後にやり直そうとすると、再び壁を壊さなければならず、数十万円のコストがかかることになります。リフォームの間取り変更は、建物の機能を現代の生活に合わせてアップデートする絶好のチャンスです。目に見える表面の美しさだけでなく、そこで営まれる日々の利便性を支えるインフラとしての配線計画を、設計の早い段階でプロに相談することが、スマートで快適な住まいを実現するための鉄則と言えるでしょう。